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仏教、正法眼蔵、ドーゲンサンガ赤心会の活動(稿1)

およそ2500年前に釈尊によって説かれた仏教は、さまざまに変移し、枝分かれしてきた。
仮に整理すると。
A :釈尊が実際に説いた教え
A´:弟子たちが初期にまとめたテキスト(にあらわされた教え)
B :釈尊没後100~200年で分派を宣言した部派仏教
B´:Bの後裔、上座部/南伝、チベット仏教
C :釈尊没後約500年でインドに起こった新たな教理である大乗仏教
C´:中国に伝わり漢訳され、独自に分派。その後日本にも伝わる。
D :C´をもとにしながら日本で独自にひらかれた宗派
これ以外にも数多い変移分派があるだろう。

現在日本で説かれる仏教はすべてAが源であると主張する。A直系ないしAを含む偉大な仏群の教えである、と。
Aが何であったか、直接確かめることは原理的に不可能。
道元禅師の仏教はDに属し、かつA直系を強固に宣明する。
道元禅師が継いだC´における禅宗(曹洞宗)が、菩提達磨が6世紀に中国に伝えた(バイパスした)正しい教えの流れに属する(と主張する)こともA直系の根拠とする。
そもそも道元禅師は変移分派の一部であるなどとは認めず、正しい仏教であって禅宗という呼び名すら無用としている。

A´の内容や、初期仏教の形を保つといわれるB´のあり方から見て、Aは修行を重視したものと推定される。その修行とは畢竟、出家と禅定である。道元禅師の教えはこの点でAを多く含有するとみなすことは可能である。
道元禅師の教えを‘DG’とする。

西嶋老師は、A=C=DGの立場を取られる。正確には、釈尊、龍樹尊者、道元禅師の教えは合同であるという立場。龍樹尊者の教えを‘CR’とすれば、「A=CR=DG」。
時代経過としては、「DGにAが明確に説明されており、DGを学ぶことで難解難入のAを知ることができる」というお考えでDGの現代語訳、英語訳と提唱を行われた。
次に、Cの根本経典である龍樹尊者の『中論』をサンスクリットから日本語、英語に翻訳されることを通じて、「A=CR=DG」が証明されたと宣言された。
思想の中核はそうであり、修行は坐禅につきる、というのが西嶋老師の教えである。

ドーゲンサンガ赤心会ではそうした西嶋老師の教えを胸におきつつ、そのご指導をトレースして坐禅をし、正法眼蔵を学ぶことを活動の中心としている。
by doutetsu | 2013-03-16 08:38 | 活動・連絡