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赤心会・勉強会の記録

【テキスト】 西嶋和夫著『現代語訳 正法眼蔵』 第10巻
【実施日】 120630
【講読範囲】 P43~P49-4行目
【参加者数】 9名
【ポイント】意義・引用
「73.三十七品菩提分法(真理に到る37種類の個別的な方法)」巻の4回目。
四念住、四正断、五根、五力、七等覚支ときて、最後の八正道支に入った。
1の正見道、2の正思惟道、3の正語道につき、道元禅師は坐禅の境地(のみ)から簡潔に説く。
4番目の正業道については
「正業道支は、出家修道なり」
と説き起こし、出家こそが真実に達する絶対条件であることが、本巻最長の文章と激烈な口調で語られる。
いわく、在家の学道と出家の学道は同じなどと言う僧がいるが
「これただ在家人の屎尿を飲食とせんがために、狗子となれる類族なり」。
維摩居士といえども(在家人であるから)言葉も学も不足である。それは
「これ在家いまだ学仏道の道場ならざる」
ゆえであるとし、
「出家人の破戒不修なるは得道す、在家人の得道いまだあらず」
とまで、語る。
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西嶋老師は提唱録で、正法眼蔵全体の言説とあわせて理解する為にも、道元禅師が文字通りの出家を重視されたのは間違い無いが、本質・内容として「世俗の価値観=名利」を離れることをが、仏教の真実を得る最重要の要件である、と本巻について繰り返し補足しておられる。
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この巻について増谷文雄氏は、道元が越前の深山幽谷に入って半年、比丘(出家僧侶)のみを相手に説いたものである、と想定している。
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ディスカッションでは、出家とは何か、道元禅師がここでいう出家、現代の出家等について様々なコメントがあった。
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次回は7月7日。正業道支の途中、P49-5行目から。

※幹事都合により、次回講読は16:15までとなります。
by doutetsu | 2012-07-06 04:22 | 赤心会ゼミ録