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7月7日 行持(下) 終了

今日で東京大学仏教青年会での前期活動は終了。同時に「行持(下)」の巻の講読を終了した。
1月に「行持(上)」をはじめ、半年かかけて上下を終了した。
釈尊以来の祖師方の行持=清い行いと戒律の保持に関するエピソード、引用と、それに対する道元禅師の解説からなる長い巻だった。
西嶋老師は、提唱でこの巻がお好きだとたびたびおっしゃっていた。

45分の坐禅の後、今日は10名でセミナー室で講読会を行った。
締めくくりは道元禅師の師、天童如浄禅師の行持。
皇帝からの紫依師号も断り、皇帝の親族である地方官から銀の延べ棒1万本の寄進の申し出も固辞した。
ただ「僧はそのようなものを必要としませんから」と。
また、看話禅を確立した大慧宗杲の後継者、仏照徳光の寺院に滞在したおり、仏照光が、坐禅をせず、
「仏法禅道かならずしも他人の言句をもとむべからず、各自理会せよ」
と弟子を放置し、上下揃って役人の相手ばかりしていたことを、仏法をまったく判っていない無道心の者と断罪する。

こうした内容を読むにつけ、大僧正だの管長だのと言われる人々の尊大さや寄進集めの理由ばかり考えている住職が絶えないことに皮肉を感じる。

自分が何を行うか、ということが決定的に重要であるのと同時に、自分に執着することの無意味を知る。
そのことを実感させるのが坐禅、ということになろうか。

後期は9月15日より開始。
タイミングが合えば、西嶋老師に臨席いただき、お二人の会員の受戒式を、その日に行うかもしれない。
by doutetsu | 2007-07-07 23:20 | 赤心会ゼミ録