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2月17日「行持(上)」自分をコントロールすることが最大事

【ただ一頭の水牯牛を牧得して】

今年第3回目の赤心会。
坐禅のあと、講義室に移って。出席8名
西嶋和夫著『現代語訳正法眼蔵第5巻』-行持(上)

p129より

仏道-宇宙の真実-を承継し来たった歴代の祖師方の「行持」=清浄な行いと律の保持
その故事/例を挙げて道元禅師が解説していく巻。

前回、釈尊の後継者から数えて10代目(西天十祖)ハリシバ尊者に続き、
中国第六祖大鑑慧能禅師、馬祖道一禅師等の故事が引用され、解説される。

円智大安禅師(9世紀末)いわく
「自分は20年の間、潙山霊祐禅師の教団にいて、教団の食事をし、教団の手洗いを使いはしたが、これといって潙山霊祐禅師の教えを学ぶということはなかった。
ただ、一頭の去勢された水牛にもたとえられるような自分自身を飼いならすことができ、朝から晩まで一切の事物が明々白々としている」

仏道の究極とは。
坐禅を習慣とし、自分自身を自由自在にコントロールできる境地で日常を行うこと、
であると。

自由で価値相対的な時代。自分の欲望をコントロールすることは本当に難しい。

次回は同巻、p141から。
by doutetsu | 2007-02-18 15:16 | 赤心会ゼミ録