2005年度東大仏青 坐禅と正法眼蔵「赤心会」第1回

4月16日
2005年度の第1回は、西島和夫著「現代語訳正法眼蔵第4巻」の最初、「仏性」の巻からスタートした。
難解と言われる正法眼蔵全95巻の中でも、「仏性」は最重要かつ難しい巻のひとつとして知られている。
「仏性」すなわち「仏(=釈尊=真理を体得した人間)」の「性質」を説く巻なのだから、仏教哲学のコアとなるのは当然といえば当然。

上記テキストP3(本巻の大意)より。

『本巻は仏性すなわち真理体得者としての性質について、道元禅師のお立場からその真の意味を縦横に説かれた巻である。
道元禅師のお立場からすれば、仏性とは心・意・識といったような精神に関連するものをさすのではない。
また草木の種のように...



...時間の経過とともに成長していく性質のものをさすのではない。それはまさにわれわれの行為の瞬間においてのみ顕現される行為の当体と時間および空間の一切をいうのである。』

これだけ読むと難しいが、西島老師のガイドに従ってこの巻を呼んでいくと、わかる、といえないまでも、仏教哲学において重視される「仏性」の理解に近づく実感が持てるのである。
by doutetsu | 2005-04-24 10:20 | 赤心会ゼミ録
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