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2010年洞慶院坐禅会

8月28日29日の土日に、今年の久住山洞慶院での坐禅会を実施した。最終的に参加者は17名。
通算すれば36回目にあたるらしい。早いもので3泊4日から1泊2日になって5年目を迎える。
恒例の差定に従い計7柱の坐禅に打ち込む。
午前と午後1回ずつの懇談会では西嶋老師の教えや老師との出会い、近況や今回の感想を楽しく話し合った。
食事に関する作法は西嶋老師が大中寺の坐禅会で会得されたものと伺っている。
老師も侍僧もおられぬのでウロ覚えで心もとないが、この坐禅会をやる以上行持としてできるだけ守っていきたいと思う。
今回、お寺から7月8月は行事が多いので避けてほしいと要請があった。
赤心会その他各ドウゲンサンガの活動を考えると、9月の第1土・日しかないので来年2011年の坐禅会は9月3,4日になる。

以下は参加した方たちの記帳から抜粋。
「今思えば、西嶋老師ご出席のもの3泊4日坐禅会がなつかしく思い出されます。/吾妻雄児
1」
「離名利 寂静・無為・三昧 陀羅尼。/大愚睦雄2」
「木版や 赤心片々 谺(こだま)する /正眼会 HI3」
「坐禅の効力は①自律神経のバランス②私利私欲を捨てた無(宇宙との一体感)になる心境を得る事。共に恵以上新の維持・・とか・・奥は深そう!今後も参加したいと思います。/YO4」
「いつも見られる顔の人が見えなかったのは少々さみしい思いがしました。でも、いつもの方々にお会いできたことは嬉しい思いを致しました。/FS6」
「今年は結跏趺坐に挑戦すべく事前に調整しましたが、残念ながら足を痛め失敗しました。*現在鏡の前の坐相を正しくするようにしております*来年の坐禅会には正しい坐相で臨みたいと思います。/MS7」
「猛暑をも吹き飛ばすぞと坐禅堂 身心ともに久住の里へ/白砂碧巌8」
「ひぐらしの声に始まる暁天坐。入定の深まりひぐらし鳴きやみぬ/正眼会 KT9」
「西嶋先生が何時も言われているおられる、”悟りというようなものが無いということを悟ることが悟り、坐禅をしておることそのものが悟り”一生懸命に坐らせて頂きました。/福寿章道10」
「今年も来る事ができました。数々の人に支えられて新しく発見のあった三日間でした。感謝です。/IM11」
「これまでの因縁と業(行い)によって今の自分はある。自分を休む、ゼロリセットすることで、目の前の瞬間の行いを自由に選べる自分になる、のか。/道哲英樹12」
「腰骨、背骨、首の骨をまっすぐに立てらして坐わる。このようにして初めて脳は自律神経のバランスがとれる。愚直にそのように受け止めている。/TY13」
「初めて洞慶院の坐禅会に参加いたしました。暑いことと足が痛いことと、でもなぜか又ぜひ参加したいと思いました。/KE14」
「2度目の坐禅会参加です。5年前と比べると坐禅や食事の作法に少し意識が行くようになりました。*日常のひとつひとつの行為を見直す機会となりました。/CT16」
「久し振りの洞慶院での坐禅会です。暁天坐禅ではカナカナゼミと一緒にすわり、早晨坐禅ではオーシツクツクと一緒にすわりました。来年も又参加したいと思っています。AT17」
「日中は法師蝉、かじかの声、そして夜はいろんな虫の合唱を聞き、常日頃のせわしなさから解放されての二日間。西嶋先生への思い、ドウゲンサガ35,6年間の諸先輩のお話に感動です/MW19」

御住職の丹羽鐵山老師もお元気そうで記念写真に御一緒していただいた。
白砂碧巌師も言われたが家での毎日の坐禅は深い愉しみを感じる。坐禅会では定めに従い繰り返す坐禅で足の痛みが募り、何かまさに打ち込む、という感じになり、毎年新鮮で発見がある。「大衆(だいしゅ)の威神力」というものか。洞慶院坐禅会の雰囲気はまさにここでしか味わえない。準備はともかく終わってみると良かったと、毎年のように思う。
なお、今年はK長老をはじめ4名の方が延泊でさらに坐禅を楽しまれた。
by doutetsu | 2010-09-04 17:13 | 活動・連絡
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